「赤ちゃんの育ちは親御さんの価値観に大きく左右される」とは具体的にどういうこと?

支援者向け講座

ほけんし赤ちゃんと子どもの発達講座メールマガジン VOL.18

メルマガの読者さんからご質問をいただきました!
しかもブログを読んでくださってのご質問♪こういうのめちゃくちゃ嬉しいです(^^♪
ありがとうございます<(_ _)>

ご質問

ブログで赤ちゃんの育ちは親御さんの価値観に大きく左右される時代に入っていると書かれていましたが、具体的にどういうことなのでしょうか?

読者さんが読んでくださった記事はこちらです↓↓

今、多くの親御さんが赤ちゃんの育ちについてどのような価値観であるかというと、

「おすわり」と「あんよ」がはやくできることを非常に重視している方が多いです。

他の子が「おすわり」できていると、
「もうおすわりできるんだ、すごいね!」
「うちはまだできないんだ…」

という会話が必ずといっていいほど聞かれます。

なぜそこまで「おすわり」をさせようとするのか、
なぜ、はやくおすわりできることがすごいという認識になっているのか。

それはひとつには、大人の日常生活の感覚で赤ちゃんを捉えているからではないかと考えます。

私たちは普段、座位か立位で過ごすことが多いと思います。
「うつぶせ」で過ごすことは一日の中で考えると短い時間でしょう。
「はいはい」で移動することは子どもや動物?と遊ぶ以外ではほぼないに等しいです。

赤ちゃんの育つ過程というのは、大人には想像しにくいものなのでしょう。
そもそもどのように育っていくのかを知らないということもあると思います。

そこで「学ぶ」ということが本来は必要であるはずなのに、「学ぶ」機会は親御さん本人に委ねられているのです。

「元気に育ってくれたらいい」という価値観は少なからず誰もが持っていると思います。

もし「寝返り」をしなくても「はいはい」をしなくても、「元気に育ってくれたらいい」という価値観の方を重視すれば「気にならない」のです。

確かに「元気に育ってくれたらいい」けど、「この先この子がやりたいことをやりたいだけできるように、疲れにくいからだや、その使い方を習得してほしい」と考える親御さんは、あまりいないかもしれません。

しかしながら、「寝返り」や「はいはい」を飛ばすことに不安を覚えて相談される親御さんもいらっしゃいます。

これが赤ちゃんの育ちは親御さんの価値観に大きく左右されるということです。

私なんかは「気にならない」という親御さんに対して、
「それは自分のからだじゃないからそんなことが言えるんだ」
と内心腹を立てたことがあります。

でも、そもそも親御さんが「学ぶ」機会がなかったり、「寝返り」をしなくても「はいはい」をしなくてもその後の発達には問題ないと言っている小児科の先生がおられることを考えると、何がいいのかわからなくなってしまうのも事実です。

今は「多様性」が重視される時代ですから、できてもできなくてもいいのでしょう。
苦手なことは無理してやる必要はないのでしょう。

そんな時代に、あなたは専門職としてどう在りたいですか?

私は、今目の前にいる親子さんが困っていたら、双方に対して最善を尽くしたいですし、
苦手なことでもチャレンジできる範囲でその先の喜びも知ってほしい。
そのお手伝いをしたいと思っています。

親御さんがどのような価値観をもたれるかは自由です。
ただ、赤ちゃんの育ちはそれらに左右されます。
赤ちゃんは守られるべき存在です。

その人にとって何がいいかはわかりません。
親子さん双方に最善を尽くし続ける。
それが私たち専門職にできることのように思います。

こうやって自分の思いを改めて深掘りさせてくれるご質問、大歓迎です!!
メルマガやブログをご覧になってくださっている皆さま、ご質問くださる全ての皆さまに感謝いたします。

ありがとうございます<(_ _)>

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