ほけんし赤ちゃんと子どもの発達講座メールマガジン VOL.8
対象者:Aちゃん、お母さん(ある特定の個人を示すものではありません)
指に苦いものを塗ってまでやめさせなくてもいいかなと思っているお母さん。
でも、このまま様子をみてもいいのか悩んでいる様子。
「3歳頃までは様子をみていいと言われています。3歳児健診が3歳半であるので続いているようならまた相談してくださいね」
と話して終わるのもひとつだ。既に話が長くなっていてそろそろ次へいかなければならない場合や、対象者がとてつもなく多い日はそれでもいいかもしれない。
指しゃぶりから子どもの理解へ
「Aちゃん、『自分でする!』とか『自分でしたい!』とか言ってきかないことあります?」「あります!」「そういう時期って指しゃぶりとか癖が出やすいんですよ」「そうなんだ~」
「自分でしたいけどできないこともあるから、悔しいとか情けないとか葛藤も多い」「自分で自分をなだめたり落ち着かせたり、自分で自分の気持ちをおさめようとしているときに指しゃぶりが出たりもするんですよね~」と子どもの気持ちを代弁してみる。
「そうなんだ~」といった様子で母は話を聴いてくれている。
学んだこと感じたこと
「Aちゃん、『自分でする!』とか『自分でしたい!』とか言ってきかないことあります?」と聞いた時、お母さんが少し打ち解けてくれたように感じた。この時期の多くの子どもたちが親の言うことをきかなくなる。親御さんが困るシーンも多くなる時期。
それを代弁したことでお母さんが話を聴くモードに入ってくれたのかなとも思う。
また、「癖が出やすい時期」=「うちの子だけじゃない」と感じたのかお母さんは少し安心した様子だった。
「うちの子だけじゃない」というのは安心感をもたらす。話を聴き続けてもらうためには大事なワンクッションだが、ここで終わってしまっては子どもの理解には至らない。必ずAちゃんのねがいへとつなげる。
つづく…
今年の夏、1歳児さんについて集中的に学びませんか。
7月15日(土)午後
0・1・2歳の呼吸とおくちあそび
7月16日(日)午前
大切にはぐくむ1歳児の「食べる」
7月16日(日)午後
大切にはぐくむ1歳児の「眠り」
7月17日(月・祝)午前
大切にはぐくむ1歳児の「あそび」
8月11日~13日も同じ内容で開催いたします。ぜひご一緒に学びましょう!
お申込みやお問い合わせは下記からお願いいたします。
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