【支援者向け】はいはいの大切さを伝える

支援者向け講座

私、たかまつの今年の漢字は「伝」

こちらはお師匠さんが書いてくださいました。
私のお守りです♡

勇気を出して「伝える」そして「伝わる」
そこにこだわっていきたい2022年です。
(もうすぐ3月💦早いですね)

今日は親御さん向けというよりは、支援者として思うことを書きたいと思います。

ずりばい~はいはいの時期に、つかまり立ちも同時進行でできるようになることがあります。
その時「もううちの子立つのかしら♪」と親御さんは嬉しくなります。

また、うちの子は足腰が強い!とも思います。
「這えば立て立てば歩めの親心」です。

そんな親心に水を差したくないといつも思います。
でも、早く立って歩けばいいものでもないとも思います。

はいはいも大切だということを親御さんにどう伝えよう。。

自分が勉強したことをそのまま伝えるのでは、情報量が多すぎて、あと一方的になりがち。
親御さんの頭上には?マーク。おそらく「伝わっていない」

保健師のお仕事に関して書くと、乳幼児健診や相談はほとんどの親子さんが初対面
お話する時間は10~15分程度

行政を離れたからこそわかる。
これはかなり高度な技術がいくつも必要です。
行政にずっといたら当たり前になっていたかもしれません。
でも、これこそが保健師の高い専門性です。

赤ちゃんの身体にふれて筋緊張の程度を感じる。
赤ちゃんの意識の向け先。今、何がしたいのかを感じる。
重力にどれだけ抗うチカラが発揮されてきているのか。
これからチカラが発揮される兆しは?

お母さんの気になることや心配なことは?
それと赤ちゃんの育ちは関係している?
今日初対面の私が親御さんに伝えられることは何?
たくさんあるなら、まず一つに絞って。

伝えて親御さんの反応を見て、イマイチそうだったら引っ込めて(笑)
言葉を変えてもう一度トライ。
楽しい遊びをやって見せて。機嫌よく受け入れてくれたなら少しホッとします。
でも泣いちゃったら?「おうちでやってみてね」と言うけれど、やってくれるかな?(笑)

うまくいったり、うまくいかなかったり。
支援者も試行錯誤する。
うまくいかない時は落ち込みますが、そうやって少しずつ道が開けているのかもしれません。

はいはいに関して書くと、
歩き出してからの安定感が全然違いますよ~とか、
転びにくいですよ~
バランスとるのが上手になりますよ~
などなど。

子どもに痛い思いをさせたくないというのも親心。
人並みに早く歩いてくれたら嬉しいのも親心。

赤ちゃんがもっているチカラを発揮できるように、親御さんにセールスしてる気分(笑)
いかに親御さんに「伝える」か。そして「伝わる」か。

正解はありません。
自分自身が伝えて、手ごたえを掴んでいく。
掴んでも、また離れて(泣)

しかしながら、少しの言葉選びで伝わりやすさが変わることを感じています。
1回1回の相談が支援者を鍛えてくれます。

「はいはいって、できるだけやった方がいいって言いますよね。上の子はすぐ立ってしまって」
「もうすぐできるんですね。できないと思ってちょっと手伝いすぎたかなぁ」
「もう歩行器を使っていたけど、這うって大事なんですね」
「うつぶせにしたら苦しいのか泣くので、おすわりさせていました。うつぶせ遊びやってみます」

こんな親御さんの気づきをいただくと、心の中でガッツポーズしちゃいます。

本当は、はいはいにはもっと赤ちゃんがチカラを発揮するために大切な育ちが詰まっています。
安定した歩行だけではないのです。
でも、現状は限られた時間の中であれもこれも話すことはできないし、親御さんを置いてけぼりにしてしまう可能性が高い。

しかしながら、はいはいの大切さを知ると、はいはいしないのはもったいない!と思います。
ただ、ここで今度は赤ちゃんを置いてけぼりにしないことも大切です。

赤ちゃん時期のはいはいが全てではないこと。
後からでも、できることはある。

ただ、赤ちゃんに関わる私たちは、はいはいの大切さを伝え続けていく。
それが幼児期以降のからだとこころの土台になってくれるから。
今日も親御さんにセールスするのです(笑)
↑相手をその気にさせる表現力も時には大事と心得ます。

そんなにはいはいって大事なの?
ちょっと知りたくなってきちゃったわ~という支援者の方は、ぜひこちらで一緒に学びませんか?

ちゃっかり宣伝しました(笑)
赤ちゃんの発達おもしろいですよ~
ホント、赤ちゃんってすごい!!

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