私が大切に伝えていきたいことは?

むぎゅハウス

先月、タッチケアとアロマケア教室めごめごさんの「発達障害のためのタッチケア教室」を受講させていただきました。

以前からめごめごさんのブログを拝見していて、主宰の藤森さんにお会いしたいなぁ…と思っていました。

めごめごさんは東京!
今回、オンラインという文明の利器のおかげで、お会いすることができました。
コロナで時代は変わったけれど、オンラインの恩恵は私にとっては大きいです。

さて、なぜ今回「発達障害のためのタッチケア」を学んでみたいと思ったのかというと、藤森さんからタッチケアを学んでみたかったのと、ふれられるのが苦手なお子さんへのタッチケアについて学んでみたかったからです。

ふれられるのが苦手なのにどうやってタッチしていくんだろうというシンプルな疑問がありました。

その疑問に対する答えは講座を受けてクリアになったのですが、

そもそも「人が人にふれるとは、どういうことなのか?」というタッチケアの根本的なところや、藤森さんの支援者としてのお話や親の立場としてのお話を伺うことができて、私がベビーマッサージ講師として何を伝えたいのか、保健師としてどう在りたいのか、ということをとても考えさせられる良い機会となりました。

まず、ベビーマッサージ講師として…

「ベビーマッサージをやってみたい」「ベビーマッサージがなんかいいらしい」と教室やイベントに来てくださる親御さんに、ベビーマッサージの良さをお伝えしている日々ですが、赤ちゃんのその日の気分やコンディションによっては親御さんの思い描いた通りにはベビーマッサージが「できない」こともあります。

「せっかく来たのに残念」って思われるかもしれません。
できるだけそうならないように教室を進めている私もいます。
「せっかく来てくれたのだから楽しんでほしい」と思っています。

でも…

藤森さんのお話を聴いていたら、「無事に生まれてきてくれたわが子とただただ一緒にいられて嬉しいを伝える」コミュニケーションなんだって改めてストンと心におりてきました。

ベビーマッサージ講師として、まず親御さんに伝えたいことはそこだよなぁと思いました。
ベビーの時期を卒業しても、「無事に生まれてきてくれたわが子とただただ一緒にいられて嬉しいを伝える」コミュニケーションはずっと続きます。

どこか赤ちゃん時期のイベントの要素が大きくなっているように感じる「ベビーマッサージ」。
ベビマをやるきっかけは人それぞれで、赤ちゃんとの日々を彩る1ページになってくれたらそれでいいとも思っています。

ただ、自分が大切に伝えていきたいことは?と考えていくと、少し親御さんに遠慮して「こんなこと伝えても親御さんたちはそういうの求めていないかも」と自分にブレーキをかけていたかもしれないなぁと思いました。

もちろん、参加してくださる親御さんや赤ちゃんに寄り添いながらが基本です。暴走しちゃダメです(笑)

講座を受講して、自分が大切に思っていることを人に伝えていく勇気をいただけたような気がしています。

次に、保健師として…

私はベビーマッサージ講師として活動しながら、行政の臨時保健師のお仕事もしています。
たまたま両方の場でお会いする方もチラホラいらっしゃいます。
「保健師」となるとなんだか緊張感が走る?方もいらっしゃるかもしれませんが(;’∀’)
そういうイメージも払拭したくて、フリーで活動しています✿

今回、藤森さんから発達障害をもつお子さんとその親御さんがどのような気持ちで日々を積み重ねていったか(積み重ねているか)というお話をとても具体的に伺うことができました。

私の今のお仕事は、乳幼児健診・相談専門で従事するというものなのですが、例えば3歳児健診の後、お子さんたちがどのように成長されていったかというのはほとんど知ることがないのです。

臨時ではない正規雇用の保健師さんたちは担当地区のお子さんを中心に把握されています(自治体によって保健師の雇用形態や事業分担のあり方は異なります)。
ただ、担当地区は異動もありますし、一人のお子さんが例えば成人されるまで、ずっと同じ保健師が見守るということはないに等しいです。チームで連携しながら親子さんに寄り添い、サポートさせていただいています。

小中学校、高校、大学、就職…(これは一例にすぎませんが)

どのように歩まれたのか。その途中でどのような出来事や葛藤があったのか。
藤森さんから講座を通して教えていただきました。

乳幼児健診は時に、親御さんがお子さんの発達を心配されるきっかけになることもあります。
ものすごくショックを受ける出来事になり得ることもあります。
私たち保健師は、その入口に立つ人間であると思います。
どのような言葉でお子さんの様子をお伝えするのが親御さんにとってベスト(ベター)なのか。
毎回、あの言葉がけで良かったのか。答えは出ませんが、入口に立つ人間として思います。

そんな感じで少々悩んでいたものですから(;’∀’)

藤森さんが講座の最後の方で、「相手を尊重して、自分の立ち位置から関われる範囲であなたのことをわかりたいという気持ちが伝わればそれでいい」とおっしゃってくださり、いいのかどうかはわかりませんが、肩の荷がおりたような気持ちになりました。

そして、講座を受けた後は、なぜかいろんな人とタッチでコミュニケーションをとってみたいなぁと思いました。

私自身、皮膚感覚がどちらかというと敏感な方だと感じるので、人にふれることも結構遠慮してしまいがちなのですが、ふれることを通して、あなたの気持ちをわかりたいというメッセージを伝えたいと思いました。

いつそれが実現するかはわかりませんが、自分の敏感さを生かして活動していきたいです。

ホント不思議なことに、タッチケアの勉強をしていると自分が癒されていくんですね。
子ども時代に様々なトラウマを抱えてきた私ですが、ベビーマッサージを含めタッチのことを学び始めたのは偶然ではないのでは?と感じるほどです。

「支援者として最善を尽くさなければという義務感が、タッチで相手も自分もまるごと包むような感覚になり、私自身安心したのかなと思います」と受講後のアンケートには書かせていただきました。

まず、支援者自身が「安全・安心」の場所に在ること。大事ですね。

めごめごさんの講座は、「今のままでいいのかな」と少し息詰まっている支援者の方(職種は問わず全ての方に)にお勧めしたいです。

藤森さん、私が大切にしたいことに気づかせてくださり、本当にありがとうございました!
またいつか、対面でお会いできる日を楽しみにしております(*^^*)

藤森さんが私の感想をアップしてくださっています!

<9~10月のスケジュール>

【キャンセル待ち募集中】9/25 わくどき

9/27 オンラインベビー&キッズマッサージ

9/30 伊予市みんくる 出張わくどき

10/9 honoka塾赤ちゃん発達講座入門編

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