なぜベビーマッサージだったのか。

むぎゅハウス

この間、ベビマに来てくださったお母さんが、「たかまつさんは、どうしてベビーマッサージを始めたんですか?」と尋ねてくださいました。「赤ちゃんが好きだったとかですか?」と。

赤ちゃんや子どもは好きです(*^^*)
でもなぜベビーマッサージだったのか。それは以前に「むぎゅハウスができるまで」にも書きましたが、行政で保健師をやっていた頃に1歳半健診や3歳児健診よりももっと前の段階で、親御さんに赤ちゃんや子どもたちの発達のことをお話できたらなぁと思ったことがきっかけでした。

むぎゅハウスで大切にしていること
①人間の神秘にふれた瞬間
②保健師っていいかも♪
③芽生え
④自分を知ること
⑤子どもたちの育ちを応援したい!

ベビーマッサージじゃなくても他のことで伝えられなくはないですが、赤ちゃんや子どもたちの発達のことを学んでいくうちにお子さんが赤ちゃんの時代に親御さん方に知ってほしい・知っていたら何かしら子育てのお役に立てるかもしれないと思いました。

あとは、ベビーマッサージって赤ちゃんが生まれたら一度はやってみたいと思うことの一つかなぁと思って、それだけ当時は伝えたいという気持ちが強かったのだと思います。

どうしてそこまで?と掘り下げて考えてみると、行政の保健師時代にお子さんの小学校入学を目の前にたくさん悩まれる親御さんの姿を見てきたからでした。

それまではうちの子はうちの子なりに成長しているから大丈夫と思ってきたけれど、小学校入学という現実が近づいてきて本当に大丈夫なのかと心配になってきた。

親御さんと保育所、そして入学予定の小学校や教育委員会との間を取り持つ、調整のお仕事に奔走する日々。そして、保育所・小中学校・高校を巡回する日々。

子どもたちの育ちを長い目で見させていただく機会に恵まれ、「みんなのように頑張りたい」子どもたち。「今まで頑張ってきたけど、もう限界。でも頑張れと言われる」子どもたち。「内容が理解できないまま授業が進んでいく」子どもたち。いろんな子どもたちの姿を見てきました。

当時はいわゆる「発達支援」の部署にいたので、うちの子は関係ないという親御さんにも出会ってきました。

なので、私は「発達」という言葉を使いたくない。使った瞬間に親御さん方にうちとは関係ないと思われてしまう。そういう恐れを抱いていました。

むぎゅハウスを開業してからも「発達」のことを伝えたいけれど、しばらくは恐れていました(笑)

話は最初に戻りますが、尋ねてくださったお母さんに「あまりベビマで赤ちゃんの発達のことを伝えすぎるとお母さんたちついてこれないですよね(笑)」と話すと、「たかまつさん、話している時すごくイキイキしてますよ」と言われました。

「私もそれだけ好きなこと見つけたいなって思いました」とおっしゃってくださって。すごく嬉しかったです( ;∀;)

まだまだ伝え方は勉強中ですが、伝えることはやめなくてもいいのかなと思えた瞬間でした。それと同時に不思議なことに伝えなくても大丈夫とも思えたんですね。

私がベビーマッサージ教室を始めた理由は、他のベビー系教室の先生方とはちょっと違うかもしれませんが(よく知っているわけではないのですが、なんとなく)。

ベビマだけでなく、むぎゅハウスの活動は「子育て支援」と「発達支援」の垣根を低くすること、「発達支援=発達障害支援」ではなく「発達支援」はみんなに必要なことという大きなテーマをこれからも大切にしていきたいと思います。

それが私らしい活動、むぎゅハウスであると思うので。

でも、それよりも大事なことは私がいて、私と出会ってくださるお母さん方がいて、ただそれだけで嬉しいということ。

この世に生まれてきてくれた子どもたちが、親御さんとともに親子として一緒にいられるということ。そこからよりよく生きることを積み重ねていけるということ。

そのことを「ベビーマッサージ」という、わが子の肌にふれることで伝えあえるということが、私がベビマに出会った本当の理由だったのかもしれません。

過去の出来事には何一つ無駄なことはないですね。これまで出会ってくださった皆さんに、そして私を勇気づけ励まし気づきをくださるお母さんやお子さんたちに感謝の気持ちでいっぱいです。

この記事を書き始めた時には、このようなシメになるとは思っていませんでしたが、やはりテーマは「感謝」だったようです。いつもありがとうございます。

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